いらっしゃいませ
2006-05-18



「いらっしゃいませ」くらいちゃんとした日本語で言って欲しいよな。といっても何も私はチェーンの定食屋で働くパートの中国人の平坦で早口な「いらしゃいませぇ」に文句を言っているのではない。中国政府は嫌いだがパートの中国人が嫌いなわけではない。いや、厳密に言うとあまり好きなわけでもないが。

 彼女たちは今や日本の飲食産業に必要不可欠な労働力なのだ。あれだけいるんだから必要なんだよな、多分。よく行くSCに入っているテナントなんか、中華もイタリアンもしゃぶしゃぶもみんな中国人だもんな。それにしても日本人の店員はどこ行っちゃったんだろう。少子化か? 2007年問題か? 人手が足りなくなるくらいの飲食店ラッシュか?

 おっといたいた目の前に。そう、入ってくるなり意味不明の言葉を頭の上でがなっていたのが日本人店員だ。日本人なんだから「いらっしゃいませ」くらいちゃんとした日本語で言って欲しい。別にしりあがり寿の漫画みたいに「いゃーっせ」とか言ってるわけではない。何だか分からず怪訝に思っていると、これはインドネシア語の「いらっしゃいませ」なんだそうな。話し掛けて確かめたわけではない。メニューの初めに書いてあるのだ。こういうメニューの作り方もある種のCS向上か。んなわきゃねぇか。共産圏にはCSってあるのか?

 そう言えばチェーン定食屋のパート、よく見たら南方の顔をしていたんだった。植民地の国だからCSは…おっと。自分なんか植民地産みたいな物喰っててよく言うよな。定食屋で頼んだのはチキン南蛮定食。妙に甘酸っぱいタレとフリッターみたいな衣。肉なんか鶏だか何だかわからんし。でもいちいちそんなの気にしていたら何も喰えないだろう。口にするもの全てが不味くなる。ある意味不幸だ。

 そんな訳で今日のランチは挨拶のよく分からない店で名前のよく分からない物を喰う。そして原材料や接客のことはともかくして、不味かった。駄目じゃん。


禺画像]読書 海月ルイ「プルミン」文春文庫

 タイトルを見て妙ちくりんな架空生物の話か何かかと思ったら、架空の乳酸飲料の名称で、毒入りのこれを飲んで小1の子供が死ぬところから始まるミステリーだった。

 ミステリー作家の卵を知人に持ちながらミステリーは全く読まない私だが、これはどうも違う気がして買ってしまった。背景にPTA内での親達の心の闇が描かれているなどというカバー裏の紹介文にも引っ掛かったのだと思う。

 結果として面白くてあっという間に読んでしまった。しかし少々早過ぎる。いつも読んでいる本とは密度が異なるのかも知れない。まあ面白かったけど。

 まず作者名に惹かれたんだろと思うあなたは随分と当サイトを贔屓にして下さっている方であろう。


■ジャンバラヤ
 過度に細分化の進む音楽ジャンルの一つ。闘争本能を鼓舞する様なビートと中東の民族音楽のテイストを取り入れつつ刀剣による近接戦をイメージした緊迫する独特のコードが特徴。'99年5月発売のE社のゲームソフト「Desert Mission」の同時発売サウンドトラックに収録された神林ミツコによる戦闘シーンテーマ「run mouse junk」が、同年12月Aレーベルより発売されたDJヤスによる「BTF」でフィーチャーされてブレイクしたのが発端。
トラックバックしてまでやる冗談、という意味もあるらしい。


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[随筆 日記]

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