| 気に入った文庫は、座っている時には読まない様にしている。でないといざという時に暇が潰せなくなる。 その時は、座れたので文庫は鞄に仕舞ってMacBook Airを取り出そうかと思ったが、隣と真向かいがノートPCを広げていた。一人はデカデカと部署名の印字された黄色いテプラを貼ったウインドウズPCで、もう一人はMacBook Proらしい。取り出しにくい上に、そういえば特に用事もない。 その内に斜向いに座っている三十半ばの男が、不自然な角度に頭を傾けているのに気付く。身なりは良く整った顔立ちで、しかし横柄な感じの座り方でネクタイの柄が悪趣味だった。男の視線を追うと、自分の隣に座る若い女の膝辺りに向いている様だった。一つ前の駅で乗ってきた女だ。 フワフワとした裾の丈が短いスカートに踵の高いブーツ。そのくせ膝頭がバラけたいかにもだらしない座り方をしている。公共の場にいるとか顔見知りでない他人が周りにいるとかいう神経の張り方がない、要するに無神経な女なんだろう。視界の40°辺りの所で膝頭だけを認識している程度の相手に何とも失礼な感想だが。ともあれそんな格好をした女がいたら、まず誰か見ているだろと周りを見てしまうものではないか。自分だったら頑にそっちを向かない様にするだろう。 そしてさっきの男、まだ見ていた。大体、スマートホン片手にしたまま視線外してるだけで「何見てるんだろう?」と思われるものだと思うのだが、不注意過ぎるだろう。尤も、他人に気取られない様用心深く女の脚を眺めていたら、それはそれでどうだかとは思うが。 そう言えばこの手の女というのは、大体座ると化粧を始めたりする。しかし女は次の駅もその次の駅も、ただスマートホンを弄っているだけだった。疑ってすみません。いや別に謝るほどの事ではないな。 運転台の見える位置だったら良かったのに。動く計器類を眺めているだけでも充分楽しいのだが。 |
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初見去年の10月だよ。いま、深夜枠でTVドラマをやっている。前作の映画化したものがそれなりに好評だったのだろう。残念ながら観ていないのだが。更に残念ながらキャラクターはそのままに原作とは違うオリジナルの話となっているらしい。 |
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