| 別に嫌いになった訳ではないが、何となく忘れているということがある。のめり込むとずっとそればかりだが、ある時ふと疎遠になってしまう。いや、女関係の例え話ではなくてナポリタンの話である。それでリハビリに最近のナポリタン専門店に寄ってみたのだが、何かしっくり来ない。これはやはり「洋食屋」でなくてはならないのだろう。 ところで飲食店の業態分類にはこれが正解というのはない。例えばナポリタンの店は何になるか。和・洋・中なら洋だが、もっと細かく表記するとなると、「イタリア料理」ではないから「洋食」辺りが馴染みやすい。しかし店の営業のスタイルからは「軽食喫茶」などと称した方が通りが良い場合もある。仕事で商業施設の案内などを作っているのでしばしば突き当たる。ついでに沖縄料理は「和食」なのか「エスニック」なのかとか、あるいは台湾料理は「中華」で良いのかとか、またそういう事を言ってみたり。 さらに昨今流行のロメスパ店を、あれは洋食と呼ぶだろうか。パンチョ、バルボア、東京スパゲッチとか、いやもっと大御所老舗のジャポネやリトル小岩井辺りでも、スパゲティのみを供している限りは洋食屋と称するには違和感がある。その意味では神田紺屋町ビーバーは、逆に洋食屋としか呼び様が無いかも知れない。 ビーバーは勤務先から小さい通りを2本入ったところにある。近くにあるのに本当に暫く寄っていなかったが、おかみさんはよく私のことを覚えてくれていた。ミートを食べ、翌日にナポを食べに寄った。 食べ物しかない。食後のコーヒーすらない。だけど夕方までやっている。昔ながらの洋食屋なので、太麺激盛りとかではないし。蘊蓄らしき物はリノール油を使っているという程度だが、日頃蘊蓄ありきの店の情報ばかり扱っているから余計落ち着くのかも知れない。そして何とも言えずまた食べたくなるのだ。 |
�禺画像] 何とも言えず昔ながらな店構え。 �禺画像] 昨年辺りに椅子を新調していたらしい。それも復刻再現みたいな椅子に(笑)。店内の雰囲気に馴染みながらも快適。 | |
| �禺画像] | �禺画像] | ミートソース(800円)とナポリタン大盛(700円+100円)。テーブルセットはフォークとスプーンがペーパーナプキンにくるまれて伝票に乗って出てくる。カップスープはお代わり自由。 |
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