黒猫に纏わる諺というと、目の前を横切るのが凶兆だったり吉兆だったり。両方あるということは、いずれにしても出会すこと自体がレアケースということなのだろうか。
それにしてはうちの近所では頻繁に黒猫を見掛ける。大きな通りに出るまでの数百メートルの間に3匹いるということもある。
そもそも猫自体が多い通りなのである。近隣は老人世帯も多く、飼い猫だか地域猫だかの外猫が10匹近くいる。そういう訳だから、見掛ける黒猫も「偶然出会した黒猫」という様な神秘的な存在ではなく、お馴染みの奴らだ。お馴染みどころか、“中太”の奴はしょっちゅう我が家の庭の、それもテラスの段の上に上がり、居間の真前を通り過ぎる。小便をされるのは厭だから(そして実際に庭の一角が小便臭い)威嚇してみたりするのだが、カラスと違って私を覚えていないのか、道で会っても何食わぬ顔である。
ちなみに私の周りには妙に猫好きが多い。ツイッターのフォロー先もマイミクも、何やら猫のアイコンばかりである。会社で後席のH嬢も2匹の猫と暮らしており、猫の話をよく聞く(というか猫の話ばかりしている)。
うちは家人がいろいろの動物を飼うことが多いが、猫は飼ったことがない。猫との暮らしを聞いても、感覚的な部分はよくわからない。
街中で見掛けるのが圧倒的に猫であるのは勿論必然で、野良の犬はとんと見掛けなくなり久しい。そして街中の犬は誰かに連れられた犬であり、気安く近寄って撫でたりする訳にもいかないし、正直あまり眺めたくもない。見知らぬ他人に何やらパートナー自慢でもされているみたいで、素直に単体の犬として愛しい気持ちで見られない。
その点猫はその辺に転がっているし、仮に誰かの飼い猫としてもそれは分からない。まあだからと言ってこれも近寄って撫でたりする訳ではないのだが。
禺画像]これはH嬢のところのハル(♂)。
画像を貰った。
もふもふ。
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