このところ、骨折でラッシュ時の通勤がきつく、いつもより少しだけ遅く出勤させて貰っている。いつもが定時より遅いから「少し」なのだが。ともあれそのために昼飯の時間も変にずれたりする。
あまりずれると、腹は減るのに逆に食べる物に対する関心自体は薄れてしまう。好きな人に振り向いて貰えないとそのうち「誰でも良いや」となってしまうのに似ているかも。それは私だけですか。というか例えになっていないか。
ともあれ、そういう時に食べるのはナポリタンという訳である。何と言われようと、そういう時はナポリタンがほっとする。面倒な名前のパスタとか、アルデンテ至上主義みたいな物は面倒くさくなる。人によってはそれがカレーライスだったり牛丼だったりするのかも知れないが、私の場合はナポリタンである。
本式の喫茶店ナポリタンは喫茶店にお任せするとして、たまに疑似ナポリタンを求めることもある。こういう時は「ケチャップ味の焼きそばでもまあナポリタンで良いじゃないか」とか、なぜか寛容になる。
勿論、私の寛容さが長続きしないのはよく知られたことで、自分で作っておきながら「こうじゃない」とか言うし、たかが惣菜パンに文句を垂れる。ナポ具ではロールパンサンドは比較的ポピュラーだが、食パンの縁を綴じたサンドはヤマザキの「ランチパック」の企画物だけだった。そこへフジパンが「スナックサンド」を発売した。しかしこれ、食べると…。まあこういう物だよな。
ふと原材料を見ると「スパゲッティナポリタンフィリング」とある。何だ「フィリング」って。せめてスパゲティとケチャップと…ではないのか。調べると詰め物のことなのだが、食材メーカーからはその製品名で調理パンやらの具材として冷凍の成型品が出ていた(一例)。オーマイ「お弁当ナポリタン」みたいな物か。あれは単体で旨かったが。
この手の具材はちゃんとパンにバターを塗って、できれば軽く焼いてだな…。全然寛容ではない。
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ライバルよりちょっとシックなパッケージに1/3サイズ3個入りのフジパン「スナックサンド スパゲッティナポリタン」。
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「原材料」が「スパゲッティナポリタンフィリング」…だと?
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